携帯浄水器が家庭でも使える理由

水商売の注意点:害はないかもしれませんが、科学的根拠に疑問あり

「健康に良い水」として宣伝され、多くの種類の水が売られていますが、これらは科学的な根拠に基づいているわけではありません。

それでも、これらの水を飲んで病気が治る場合もありますが、それはプラシーボ効果によるものです。

プラシーボ効果は、医薬品のように必ずしも効果のあるものではなく、人によっては効果が現れることがあります。

例えば、医師がただのメリケン粉を処方しても、片頭痛で苦しんでいる人がそれを飲むと、症状が改善することがあります。

これはプラシーボ効果によるもので、人間の精神が肉体に影響を与える一例です。

しかし、医薬品として認められるためには、厳格な検査が必要です。

二重盲検法と呼ばれる検査では、医師も患者も特定の薬物がどのようなものかを知らされずに、特定の症状に対して効果があるかどうかを試験します。

これは、プラシーボ効果が思い込みによるものではなく、本当に効果があるかを確認するための方法です。

したがって、害はないかもしれませんが、科学的な根拠がないものに関しては注意が必要です。

特に、「健康に良い」と宣伝される水商売については、その効果には疑問が残ります。

自分自身が気に入っているのであれば続けても構いませんが、科学的な根拠がないことを理解しておくことが大切です。

水道水は安全であり、私たちの健康に良い飲料水です

水道水は飲用水として非常に安全です。

日本の水道法により、一般細菌、大腸菌、残留塩素濃度、トリハロメタンなど50項目もの基準が厳しく守られています。

したがって、水道水は飲むことができる安全基準に合致しています。

唯一の心配材料として挙げられるのはトリハロメタンであり、これは発がん性があるとされています。

しかし、水道法の基準に従っていれば、トリハロメタンの濃度は安全な範囲内に維持されているため、がんになる心配はありません。

また、ダイオキシンは空気中に存在し、私たちは常にダイオキシンを吸い込んでいますが、濃度が低いため、健康への影響はほとんどありません。

薬とは、一般的には毒物とも言える存在ですが、濃度が低い場合、私たちの体には害にならず、細菌などを除去する効果のみを発揮します。

トリハロメタンの半致死量は63gですが、水道水を4杯飲んでも摂取される量はわずか0.12mgです。

その数値を見ると、水道水の安全性が分かります。

分かりやすい例で比較すると、カフェインの半致死量は14gです。

トリハロメタンを除去するためには、二重構造式の浄水器を使おう

水道水はトリハロメタンが含まれていることがありますが、心配する必要はありません。

トリハロメタンは、塩素と有機物が反応して生成される物質です。

実際、トリハロメタンよりも多くのカフェインが摂取されるコーヒーを毎日飲んでも死なないほど、水道水中のトリハロメタンは人体にとって大きな危険はありません。

もしもトリハロメタンが気になるのであれば、二重構造式の浄水器を活用してみましょう。

浄水器には活性炭とマイクロフィルター(中空糸膜)が含まれています。

この二重構造によって、トリハロメタンを除去することができます。

活性炭だけの浄水器だけでは効果が限定的でしたが、現在は活性炭とマイクロフィルターの組み合わせが主流となっています。

ですので、どのメーカーの製品を選んでも安心して使用できると思います。

ただし、購入する際には二重構造式かどうか確認してください。

私たちの家でも二重構造式の浄水器を使用しています。

特に古い水道管には鉛が使用されている場合があり、水道から溶け出す可能性があります。

ですので、安心しておいしい水を飲むためにも、浄水器の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

鉛管問題に関して

日本各地では、まだまだ鉛管が使用されている地域が多くあります。

2014年3月末時点では、香川県が最も高い割合の37.56%を占め、さらに20府県でも10%以上の割合で鉛管が使用されていると報告されています。

しかし、鉛が含まれた水を長期間摂取し続けると、消化管、神経系、腎臓などに悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

もし自宅の水道管が鉛管であるかどうかを確認するには、市役所や施工主に問い合わせることができます。

もし鉛管が使用されている場合は、特に朝の1番の水道水は飲まないようにしましょう。

というのも、水道管内に長時間たまっていた水は、流れていない分、鉛が溶け出す可能性が高いからです。

その代わり、蛇口をひねって勢いよく水を流し、バケツ1杯分の水を取りましょう。

この水は、ぞうきんを洗ったり、トイレの水を流したりするのに使えます。

飲み水に使用する場合は、バケツにためた後から使うと安心です。

旅行などで長期間家を空ける際は、バケツ2杯分の水を取っておくと良いでしょう。

もちろん、浄水器を使用している場合は基本的に大丈夫ですが、慎重に注意してください。

また、浄水器の使用マニュアルに従って定期的にカートリッジを交換することも重要です。

なぜなら、使用中にカートリッジの吸着能力が弱くなってしまうからです。

吸着力が完全になくなるだけでなく、最終的には吸着されていた物質が流れ出してしまい、元の水道水よりも汚れてしまうこともあります。

さらに、浄水器を数日間使用しなかった場合、中で細菌が繁殖する恐れがあるため、使用する前に1〜2分間水を流してから飲むようにしましょう。

これらの注意点には気をつけなければいけませんが、水道水は市販のミネラルウォーターよりもはるかに安心・安全なものです。

もしかすると、「え? ミネラルウォーターのほうが水道水よりも危険なの?」と驚く方もいるかもしれませんが、それについては次回詳しく説明いたします。

お楽しみにしてください。

最後に、おいしい水についてもちょっと触れておきましょう。

水のおいしさには温度が大切

水のおいしさには、冷たさが大きな要素となります。

研究によれば、おいしい水の第1の条件は温度であり、特に20℃以下が理想的です。

具体的には、8℃~15℃程度が最もおいしく感じる温度です。

これは、よく冷えた水と言えます。

なぜ井戸水や山間部の川の水が美味しいとされるのかというと、その水はよく冷えているからです。

その一方で、水道水がまずいと感じる場合、特に夏の暑い時期などは、水道管が温まってしまったことが原因とされています。

しかし、冷蔵庫でしっかりと冷やせば、ほとんどの水はおいしく感じることができます。

ぜひ、一度試してみてください。

 

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